提案

【OEM営業の深層 VOL.4】1つの見落としが命取り!薬機法・品質試験・表示ラベルをクリアする「法務・防衛実務」

サブテーマ:全量回収や損害賠償の地雷を回避せよ。デザインや香りの追求の裏で、ブランドと会社を守り抜くリスク管理術



結論:化粧品や香水のOEM営業における最大の防衛策とは、納品直前になって法規や安全性の確認をするのを完全にやめ、商談の初期段階から薬機法・容器相性試験・法定表示ラベルの基準を工程に組み込み、リスクを未然に遮断する「法務の防波堤」を築くことである

OEMの商談では、香りや使用感、パッケージの高級感といった「情緒的なデザイン」に意識が奪われがちです。しかし、どれほど素晴らしい世界観の製品であっても、法律や安全基準のチェックに1つでも見落としがあれば、発売中止や全量回収、損害賠償といった致命的な事態を招きます。

特に、アルコール濃度の高いフレグランスの消防法該当性や、化粧品としての薬機法上の表現規制、エッセンシャルオイルによる容器の変形・液漏れといったトラブルは、後から修正しようとしても取り返しがつきません。

本質的な結論は、営業自身が法規と品質試験の急所を熟知し、顧客のブランドと自社の信用を守る盾となることです。

安全に納品まで導くための実務について、ここに紐解きます。

1. 【品質安全の実務】容器相性と経時変化のトラブルを防ぐ二つの具体策

製品の液漏れや変色、香りの劣化を防ぎ、確かな品質を担保するための実践的な手順です。

① 試作段階で「容器とバルク(中身)の相性試験・耐寒耐熱試験」を必ず工程へ組み込む:
試験期間を省いて納期を急ぐのをやめて、充填時のリーク(液漏れ)や成分分離がないかを検証します。事前の耐久確認が納品後の大事故を未然に防ぎます。

② スプレーポンプやドロッパーの「吐出性・詰まり」を実液でテストする:
部材メーカーの規格表だけで判断するのをやめて、粘度やアルコール度数に合わせた検証を徹底します。細部へのこだわりがエンドユーザーの満足度を高めます。

2. 【法務遵守の実務】薬機法と法定表示の落とし穴を回避するアプローチ

顧客の過度な訴求を適正化し、法的にクリーンな販売を実現するための仕組みづくりです。

① パッケージや販促文言の「薬機法・化粧品効能範囲」を企画段階でチェックする:
効果効能の誇大表現を放置するのをやめて、言える範囲の中で魅力が伝わるコピーへ軌道修正します。的確なリーガルチェックが顧客の社会的信用を守ります。

② 全成分表示や製造販売元表記、リサイクル識別マークの「版下校正ルール」を厳格化する:
デザイナー任せにするのをやめて、法定必須項目が正しく記載されているか複眼で確認します。印刷前の徹底確認がラベル貼り直しの損失を防ぎます。

まとめ:見えない安全を担保してこそ、本物のブランドになる

法規や品質基準を徹底することは、決して顧客の自由な発想を邪魔する行為ではありません。顧客が手塩にかけて立ち上げたブランドが市場で永く愛され、予期せぬトラブルから守られるための、営業担当者の温かく誠実な責任感です。

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