考え方

【知能の覚醒】指示される日々に疑問を持たないのか ―― 人類が繁栄した最大の武器「自ら考える力」を取り戻す


【結論】指示に従うだけの状態に疑問を持たず、思考を止めてしまっては、人間が本来持っている知能の価値を放棄していることと同義です。

「人に指示されて動くことに、疑問を感じないのだろうか?」
「誰かに細かく指示をされると、うるさい・煩わしいと感じるのが人間の自然な本能ではないのか?」

特に「身内」との関係を振り返ってみれば、誰もが思い当たる節があるはずです。
子どもの頃、親から「勉強しなさい」「片付けなさい」と言われた瞬間、たとえ今からやろうとしていた事であっても一気にやる気が失せ、猛烈に反発した経験は誰にでもあるのではないでしょうか。赤の他人であれば礼儀や建前で我慢できても、身内相手だとその「指図される不快感」は剥き出しになります。人間は本質的に、「他人にコントロールされること」を強烈に嫌う生き物である為です。

初心者の段階において、基本を学ぶ為に指示を受けて実行することは間違いではありません。
しかし、いつまでも指示を待つだけの状態に甘んじているとすれば、それは知能の浪費に他なりません。今回は、人類がここまで繁栄を遂げた最大の武器である「思考力」を取り戻す本質について紐解いて参ります。

1. なぜ人間は「指示されること」に反発を覚えるのか
1-1. 身内への反発が証明する「自己決定感」の欲求

親や家族からの指示に対して強く反発してしまうのは、人間の中に「自分の行動は自分で決めたい」という根源的な欲求(自己決定感)が備わっているからです。

・他人の指示で動く状態:主導権を奪われ、自分の意志が否定されたように感じます。
・自分で決めて動く状態:責任感が生まれ、困難に直面しても自ら乗り越えようとする推進力が湧きます。

指示された瞬間に生じる「うるさい」という感情は、単なるわがままではありません。「自分自身の意志で考え、選び取りたい」という、人間として至極真っ当な本能の叫びと言えます。

1-2. 指示待ちに慣れきった状態の危うさ
それにもかかわらず、成長するにつれて「指示されて動く方が楽だ」「言われたことだけやっていれば責任を取らずに済む」と、思考停止を受け入れてしまう人が少なくありません。これは本来持っているはずの知性を自ら眠らせ、退化させていく非常に危険な状態です。

2. 人類が地球上で繁栄した唯一の理由
2-1. 牙も翼も持たない人間が頂点に立った源泉

地球上の歴史を振り返ると、人間は決して肉体的に強い生き物ではありませんでした。鋭い牙も、空を飛ぶ翼も、寒さに耐える分厚い毛皮も持っていません。
それでも人間が他の生物を圧倒し、これほどの繁栄を築き上げることができた理由は、たった一つしかありません。

・疑問を持つ力
「本当にこのやり方で良いのか」「なぜこうなるのか」と、現状を疑い、課題を見つけ出す知性。

・考えて、考えて、考え抜く力
自然界の脅威や未知の困難に対し、知恵熱が出る程に試行錯誤を重ねて道具や仕組みを創り出した力。

・自らの意志で行動を試行錯誤する力
誰かからの指示を待つのではなく、自らの仮説を検証する為に行動を起こし続けた意志。

人間は、自ら考え、工夫し、環境を切り拓く知能を有していたからこそ、生き残ってきたのです。指示されたレールの上を歩くだけなら、人間本来の強みを何ひとつ活かしていないことになります。

2-2. 指示を受ける側から「考え抜く側」への脱皮
守破離という言葉があるように、最初は指示を仰ぎ、型を覚える段階が必要です。
しかし、基礎を身につけた後は、自ら「どうすればもっと良くなるか」「次は何が必要か」と問い続けなければなりません。指示される前に動く、指示を超えた提案を出す。この思考の跳躍があって初めて、人は真の価値を生み出す存在へと進化致します。

3. 自らの知性を解き放ち、未来を創る
3-1. 不快感を「主体性のエネルギー」へ昇華させる

誰かに指示されて「うるさいな」「指示通りに動くのは窮屈だ」と感じたなら、それは自分自身の内なる知性が目を覚ましかけている証拠です。
その不快感を愚痴や不満で終わらせるのではなく、「指示される前に、圧倒的な結果を出して見返す」「自ら考え抜いた策で状況を動かす」という動力源へと変える必要があります。

3-2. 人間らしく生きる為の思考の習慣
他人の指示に身を委ねる平坦な日常から抜け出し、自らの頭で知恵熱が出る程に考え抜くこと。
人間に与えられた最高の贈り物である「考える知能」を存分に使い、誰かの指図ではなく自分自身の確かな意志で、誇らしい未来を切り拓いて参りましょう。最後までお読み頂き、誠に有難う御座いました。今後とも宜しくお願い致します。

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